自分の子どもの年齢に、ちょうどよいタイミングの本だった。
サドベリーの本を読むうちに、モンテッソリーの幼児教育に興味を持ったので、探して読んでみた。
1?3歳、3?6歳において、何が大事なのかがかなり明確に書いてあり、参考になった。
子どもの発見と興味を邪魔せずに、自主性にまかせ、飽きるまでやらせる点。
身の回りのもの、どんなものでも子どもの興味をひきつける教材にする点。
お手伝いや手をつかう活動を積極的にやらせて、そこから幼児期に習得が必要な資質を育てる点。
ちょうど2?3歳くらいの子がいる親には、参考になる点が多いと思います。
読み終わったら、すこし落ち着いた気持ちで子育てに向かえるようになりました。
子供の自発性を妨げてはいけない
医学者であり、知的障害児の教育者でもあったイタリアのモンテッソーリの教育感。
・敏感期である子供に対しては、動き、感じ、それが何か確かめようとする行為を決して妨げてはいけない
・子供は大人よりも規則を重んじる(それが大人にとっては誤っていても、理解不能であっても)
ちょっとやそっとの大人の都合は我慢して、子供の敏感な感覚をしっかり見つけて育てていきたい。
ビジネス本はそこそこ読むくせに、教育についての知識がなさ過ぎるのは良くないと反省する。
今後教育についての情報をしっかり仕入れていくことにする。
モンンテッソーリ教育は本当に効果ありました。
我が家の長男は、赤ん坊の頃からとにかく癇が強くてよく泣き、わたしはいつもヘトヘト、大変苦労していました。モンテとの出会いはこの本を通してです。
その後モンテの幼稚園と出会い、そこでも色々勉強させていただきましたが、とにかく精神的にも、肉体的にも楽になりました。
お蔭様で二人目の育児は本当に自信を持ってできましたし、楽でしたよ。
本のような立派な対応でなくても大丈夫です。子供の邪魔をしないで、良き同伴者でいればいいだけです。つまり見守るだけです。理由がわかるから、落ち着いて見守れます。もちろん、甘やかしではありませんよ。
あれから5年経ち、本当にモンテッソーリ教育と出会って良かったと実感しています。6歳までのお子さんがいるお母さん、どうか手に取ってみて下さい。人生が変わるかもしれませんよ。
子供の自主性を伸ばす本
「お母さん、良かったらどうぞ」 幼稚園の先生にすすめられて読んだのがこの本との出会いでした。それまでの私の育児というと・・・・・・。 いつも子供に対してイライラいらいらしていたのです。 いつも頭の中には「なんでそんなことしているの?」とか「はやくして」とか子供に対するいらだちばかりが占めていました。 そしてこどもが「自分でやりたい」という気持ちを無視して遮っていたような気がします。 だからこの本を読んだ時に「あっ!」とはじめて子供のしていたことがどれだけ重要かということに気付かされました。 モンテ幼稚園に通ってそろそろ1年になりますが子供はだいぶ変りました。 そして親の私も前よりはゆったりとした気持ちで娘に接することができるようになりました。(そうはいってもモンテッソーリの教えのことを忘れちゃう時もあるのですが) この本は実例を交えて説明が加えてあるのでモンテッソーリ教育を実施するにあたってはじめのきっかけをつくるには本当によい本だと思います。
そういうスタンスで・・・
子どもを持つ前から、幼児教育等に興味があって、その中でもモンテッソーリ法には感銘を受けていました。こういった考え方の下で育てたい!と思っていたはずが、現実の世界では、望みどおり(?)なんでも自分でチャレンジしたがる子、好奇心も集中力も旺盛な子を授かったのにもかかわらず、親のペースを乱してくれるばかりの毎日にキレかけていました。そんな中、初心に返るつもりで手にしたこの本は、多くの子どものエピソードを交えながら、子どもの知能・精神の発達状態や周りが整えるべき環境・サポートについて詳しく温かく述べてくださっていて、日々の子育てに向けて大きく深呼吸ができました。
講談社
子どもは動きながら学ぶ―環境による教育のポイント お母さんの「敏感期」―モンテッソーリ教育は子を育てる、親を育てる (文春文庫) 幼児期には2度チャンスがある―復活する子どもたち お母さんの「敏感期」―モンテッソーリ教育は子を育てる、親を育てる お母さんの「発見」―モンテッソーリ教育で学ぶ子どもの見方・たすけ方
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