ギャラリーゲーム―ピカソと画商の戦略
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ジャンル: | 歴史,日本史,西洋史,世界史
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人気ランキング: | 300810 位
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参考価格: | ¥ 3,990 (消費税込)
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素晴らしい
私は翻訳でしか読んでいないのですが、ピカソの芸術が、抜け目のないマーケティングの戦略の影響を受けてどのように変わったか、というテーマ。ピカソ作品の新たな側面に対して目から鱗。孤高の人、という近代に作り上げられた芸術家像をうち砕く、画期的な著書ではないでしょうか。
面白いです
私は英文のオリジナルでしか読んでいないのですが、ピカソと彼を巡るアート・ディーラーとの関係を広い歴史的な視角の下から取り上げた作品です。アート・ディーラーや美術市場というといかがわしいイメージでいっぱいの領域ですが、この著作は、いわゆる内幕ものではなく、現代美術なるものがどのように、第一次大戦後、ディーラーとの不思議な関係の下で発展していったかを、多角的な視点からたどっています。ピカソを題材としながら取り上げられている視点は、ディーラーとアーティスト、コレクターとの間の対立しながらも共存共栄を目的とする不思議な関係、また三者の間での役割の混在によるお決まりのエゴと利害の対立、”中立的な存在”としての美術館のこの三者の構図への関わり、ディーラーの営業方針と密接に関わりながらも同時にアーティストの価並びに変貌をめぐってのディーラーの間の非商業的な対立、ディーラーの持つ長期的な投資スパン、先物買いと市場価格のコントロール、戦争と景気に大きく影響される美術市場の栄枯盛衰とその結果として、作品のたどる数奇な運命、そして第二次大戦の勃発による現代美術の中心の欧州から米国への移行。これらの興味深い論点が詳しく描写されています。利害と芸術そしてそれらを取り囲む環境の変化への対応、本当に面白い本です
淡交社
現代アートビジネス (アスキー新書 61) (アスキー新書) 名画を見る眼 続 (2) (岩波新書 青版 785) 20世紀美術 (ちくま学芸文庫) 金と芸術 なぜアーティストは貧乏なのか 芸術の売り方――劇場を満員にするマーケティング
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