シュリーマン旅行記清国・日本 (講談社学術文庫 (1325))



シュリーマン旅行記清国・日本 (講談社学術文庫 (1325))
シュリーマン旅行記清国・日本 (講談社学術文庫 (1325))

ジャンル:旅行,観光,トラベル,旅行ガイド,海外旅行,観光情報
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読むと、元気が湧く本です。

不景気だし最近いいことないな、誰かに肯定されたいな、と思ったので「そうだ、日本と日本人を褒めてる本を読もう!」と思い、読んだ1冊。目的達成。シュリーマンに褒め倒され、元気になりました。
でも、今の私たちじゃなくて幕末時の日本人を褒めてるだよな、と思うと反省のほうが多い。この頃の日本人と今の日本人は別ものです。それが何故かはもちろんこの本に書いてないし、この本の感想にはならないのでパスしますが、二十歳以上ならば各々考えてみたほうがいい。

ところで、この本をタイムマシンと書いている方がいますが、その通りです。当時の日本人の生活や風俗をとても生き生きと描いている。
とは言え、観察者が外国人であるため首を傾げる記述もあり、江戸期がかなり遠くなったことから事象のアレコレが少しわかりにくかったりもします。求めるものが「理解」であるなら、幕末期や江戸風俗について書かれた本を並列して読み進めることを勧めます。

翻訳ものとしてはとても読みやすい、平易な文章なので、歴史好きならばオススメです!
驚きと感動

 あのシュリーマンが幕末の日本を訪れていたなんて・・・
 まず、そのことに素直に感動です。
 そして、幕末の日本で見たこと聞いたこと体験したことについて
実に鋭い観察眼で日本を見ていることに感銘すら覚えます。
 シュリーマンの見ていた日本は、今の日本には失われたのものば
かりのような気がしてなりません。
 日本再発見の本です。
コンキチ&ナターシャの絵本ナビ

貿易などで発掘に必要な資金を用意できると
さっさと事業をたたみ世界旅行に出かけた時の
旅行記がこの作品です。
思い込みや間違いも多いですが、独特の審美眼で
清国と日本の風俗を観察し、イザベラ・バードの
ような西洋の目線で東洋を語るのではなく道具や
生活習慣にまで食い込み描写する様はまるで自分が
その場所にいるような錯覚を覚えるほどで不思議な
感覚になり読ませます、日本の質素で合理的な家や
食器などの道具を絶賛し、風通し良い世間といえる
社会構造がこの国の最大の魅力だと言っています。

あー江戸時代のほうが今の日本よりもしかしたら
幸福だったのかもと思ってしまうほどの褒めようで
恥ずかしくなるほどです。清国の旅行がよほど
合わなかったらしいことからの落差もあるでしょう。
楽しい読書もたまにはいかがでしょうか?

ドイツ語、英語、フランス語、オランダ語
スペイン語、ポルトガル語、スウェーデン語
イタリア語、ギリシア語、ラテン語、ロシア語
アラビア語、トルコ語と文章の丸暗記により
他国語を自由に操り旺盛な好奇心と冒険心で
トロイアの遺跡も彼の功績のひとつです。
幕末日本の庶民の様子を伝える貴重な見聞録

 トロイア遺跡の発見で有名なシュリーマンは,その偉業を遂げる前の数年間,世界漫遊をしていた.その際,幕末の日本も訪れており,本書はその時の見聞録.

 シュリーマンが当時の日本人に対して受けた印象は,礼儀正しい・親切・高慢不遜さがない・たいへん清潔とのことで,その前に訪れていた清国との違いに,たいへん驚いたらしい.また,西洋との文化の違い,例えば人々が家の中に家具類をほとんど置かない(持たない)ことなどについて,色々と彼なりの解釈・考察を繰り広げ,つぶさに記しているところが面白い.

 シュリーマンが見た,今から五世代ほど前の日本人が持っていた習慣,あるいは美徳と言えたかもしれない性質は,今はもう失われてしまったのだろうか?それとも,普段意識しないようなところで生きているのだろうか.私たち自身を知るうえでも,貴重な本かもしれない.
本を開けば、一気に1865年の江戸の町へワープ!

 1865年、江戸末期の日本。当時の日本について私がおぼろげに知っていたことは、教科書に書いてある非日常的なことや、時代小説の中の想像の世界に限られていました。しかし、シュリーマンが書いたこの旅行記は、私達を生きた江戸時代へそのまま運んでくれる、まさにタイムマシンです。秀逸な和訳(原文は仏語)による所も大きいのでしょうが、細やかで読みやすい描写が当時の日本人の息づかいや体温まで生き生きと感じさせてくれます。

 日本を訪れたことのある知人達から何度もその素晴らしさについて聞かされていた著者は、日本へ行くことを永年夢見ていました。類まれな商才と語学力を生かし、やがて世界をまたにかける貿易商として成功、巨万の富を築きます。そして、その潤沢な資金を元に、43歳の時に世界漫遊の旅へ出発し、ようやく念願の日本へ。今この稀少な見聞録を手にしている私達にとって幸運だったのは、この著者が旺盛な好奇心、執拗な探究心、さらに異文化を暖かく受け入れる広い心の持ち主だったことです。

 日本に滞在した期間はほんの1ヶ月程度だったようですが、その取材力と行動力は驚嘆に値します。聞くもの見るもの全てに興味を示し、それらをなるべく克明に記録に残そうとしています(雑貨類の細かい寸法まで!)。そして何より興味が尽きないのは、そんな著者の暖かい目に映った、純粋で愛すべき私達の祖先の姿です。貧しいながらも清潔で配慮の行き届いた生活ぶり、外国人である著者に無邪気な好奇心をあらわにしつつも懇切丁寧に接する町の人々、また決して賄賂を受け取ったりしない高潔な役人たち。銭湯が全て混浴で、性に対して大変おおらかな国民性に著者が新鮮な驚きを感じるあたり、いつしか自分もこの外国人著者と同じ視点に立ち驚きを共有していることに気づかされます。

 そして読後に残る、心の痛み。それは、かつて存在したそんな日本と日本人の美徳に対する喪失感に他なりません。



講談社
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