脳研究の最前線(上巻) (ブル-バックス)



脳研究の最前線(上巻) (ブル-バックス)
脳研究の最前線(上巻) (ブル-バックス)

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脳科学の成果を俯瞰する

 2003年に、ヒトゲノムが解読された、

 「ここを基礎に、脳と遺伝子、脳の発生、細胞の仕組みなどが精力的に研究されている」

 また、心理学、認知科学と脳化学が融合し、

 心はどうように生まれるか、心は脳のどこにあるのか、心の機能分担などの話題も

 ようやくできるようになった。

 本書は、脳科学のここ10年の発展の一部を、12の視点で語ったもの。


 オムニバス形式なので、一つ一つは短いのですが、

 その論点は鋭いです。


たとえば・・


「第2章 脳の進化と心の誕生」より

 脳研究が困難な理由・・

 ヒトを含めた哺乳類の脳が大きすぎること。

 脳は各部分ごとには精密に調べられたとしても、

 全体を一つのシステムとして同時に見ることができない。

 熱帯魚の稚魚の神経回路網は、0.5ミリメートルなのに対して、

 ヒトは20センチと、約400倍。

 
 また、分子レベルでわかったとしても、

 その結果なぜ行動制御のプログラムとして働くかの説明には飛躍が必要。



「第3章 知性の起源」より。

脳は、機能を自己増殖させる臓器・・

「脳は、生物にとって新規の機能を担うために生まれ、

 その働きよってさらに次の段階の新規の機能を想像する、

 というように機能的自己増殖をつづける臓器です。」


 したがって、ヒトの脳は、「未来へ向けても進化を続ける」

 ネット社会とリンクしながら、

 ニュータイプが生まれるかもしれません。



「第4章 言語の起源と脳の進化」より。

「言語がいつ、いかに、成立したのか。

 そしてこれは生物学的に必然な過程だったのか、

 それとももう二度と宇宙で起こりえないほど奇妙なことなのか。」


 ヒトの脳や社会の進化と、

 言語の誕生・発展は、まだ必然的に説明されているわけではないこと。

結構高度な内容

脳科学の最新の知見がまとまっている。

ただ、あまり初心者向けではない。

印象としては、コッホ『意識の探求』やエーデルマン『脳は空より広いか』などを簡略にまとめたようなものとなっている。
だから、上記のような本を読んだことがあれば、本書は上手なまとめになっている。
だが、そうした知識を全く持たない人には、この本はなかなかきついと思われる。
せめて最後に用語集のようなものをもうけた方がよかったのではなかろうか。

あと、オムニバス形式ゆえであろうが、章によって用語や訳が異なっている場所があったのはいただけない。

最新の脳科学の知見を手早く知るならもってこいだろう。
扱っている範囲も幅広い。
ただし、最低限の知識は必要だ。そこだけ注意
少々まとまりのない本と言わざるを得ない

中心となる監修者がいないオムニバス形式の脳科学の本であるが、まとまりのなさばかりが目立つ。本の中心テーマというか軸がなく同僚研究者をよいしょし合う部分ばかりが目につく。一人一人の著者には興味があるが、本書については少々失望した。
内容は濃いが,理解しづらい点も多々あって初心者には厳しい

脳科学を研究する科学者がオムニバス形式で脳科学の最新知見をまとめた教養書。上下二巻からなる。6人が50?60ページの範囲でそれぞれの研究分野について紹介し,脳の分業システムや言語の由来,情報の認識システムなどについてまとめられている。330ページ程度で図示もあるが,ある程度は専門用語を理解できる者が数日以上かけてゆっくり読むべき内容。

まず,本書は初心者には難しすぎると思う。高校卒業程度の学力があれば大まかな内容は理解できるかもしれないが,根拠や研究データを紹介するために提示されているグラフなどは,ある程度論文を読み慣れている者でないと正確に理解できないように感じるし,説明が不足している専門用語がひとつの文章に多数並んでいる場合や,一般社会には浸透していない外来語が平然と用いられている部分もあって,まるで科学論文からそのまま引用したような難解な文章が随所に見られる。少なくとも,シナプスが何で活動電位が何かくらいは説明がないと一般の読者には理解不能と思う。また,担当者ごとに文章の特徴(巧拙)がまちまちで読みづらいと思うし,図に独立した脚注がないものがほとんどない上に本文が説明不足であれば,ますます理解しづらい。最もわかりやすい章は岡ノ谷一夫氏担当で,同氏は岩波から複数の一般向けの書を出している。

記載内容は最新の脳科学研究データと今後の課題,分担者が考えている仮説などであり,きちんと理解できればきわめて有用である。また,各分担者の割当てページが少なすぎて研究を詳細に説明するには無理があることも理解できる。しかし,少なくとも一般向けの書としてブルーバックスから出版するのであれば,著者間のばらつきをなくし(一人がまとめて文章を書き),ある程度はかみ砕いた文章のみにまとめる工夫と努力が必要と思う。そう言った意味で,本書は脳科学をはじめて学ぶものは敬遠した方がいい。少なくとも入門書を数冊は読んだ上で,大まかな用語を理解し,できれば科学論文などでグラフを読めるような状況で購入すべきと感じる。内容が濃いだけに,読者がきわめて狭い範囲に限定されることは残念であるし,一般向けの書としてもっと工夫すべきである。自信のあるものにとっては星4つで勧められるがそうでなければ池谷裕二氏の書を勧める。
第1章に難

脳科学における様々な分野の話題を章ごとに語らせる形になっているので、一応、どの章からでも読み始められるようになっていると思う。とはいえ、「脳のシステム」という章を最初に持ってきているのは、やはり最初に概観を示したいという意図があってのことだろう。

ところが、この1章がとても読みにくいのである。私は何度も門前払いを喰らった。私自身の読解力や知識が不足しているのかも知れないが、その後の章には下巻も含めてそれほど読みにくいものはなかったことを思うと、このような第1章を持つことで、本全体としてはかなりの損失になっているような気がする。概観というのは各論に比べると、得てして小難しいものになりやすいという面もあるのかも知れない。

これからこの本を読む方々には、第1章が苦しければとりあえず流して先を読むことをお勧めしたい。細部まで理解するのは難しいかも知れないが、脳についての様々な面白い話題が詰まっている。



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