ゼア・ウィル・ビー・ブラッド [DVD]



ゼア・ウィル・ビー・ブラッド [DVD]
ゼア・ウィル・ビー・ブラッド [DVD]

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6年ぶりの映画出演で、アカデミー賞主演男優賞をあっさりと受賞したことから察するとおり、ダニエル・デイ=ルイスのハイテンション演技に最後の最後まで引き込まれる力作。彼が演じるのは、役名も同じダニエルで、油田を掘り当てることに夢中になり、富と権力を得ながらも破滅的な人生を送ってしまう男だ。俳優ならば誰もが演じてみたいであろう強烈な役どころ。人間とは思えない残酷さ、卑劣さをちらつかせながら、何かにとりつかれたような欲望と狂気で、2時間38分、緊張感を途切れさせないのは、やはりデイ=ルイスの名演あってこそだろう。
 ポール・トーマス・アンダーソン監督の冴えわたる演出は、石油が噴出するシーンで一目瞭然。天に向かって上がる黒い液体とともに、燃える炎、そこに向かって走るダニエルに、レディオヘッドのジョニー・グリーンウッドによる重低音の音楽も相まって、映画的興奮をかき立てる。デイ=ルイスに負けない存在感を発揮するのが、主人公に対し、つねに反発するカリスマ的な宗教家イーライを演じたポール・ダノ(その兄も含めて2役)。人々を扇動する演説ぶりには鬼気迫るものがあり、ダニエルとイーライが長年の落とし前をつけるラストは、稀にみる衝撃度だ。(斉藤博昭)



神とは何かと問いかけ、事業に成功したのに人を憎み続ける男を描く

 油田を掘り当て一攫千金を手にしたダニエル。頑固で人の悪い部分しか見ることのできずそして神を信じない男。息子が事故で聴力を無くすことで彼の魔の部分が顕著化していく。息子を愛することができなくなっていき、油田のある土地の権利者との抗争、教会で教示を説く青年イーライとの金のやり取りなど彼を苦しめるものが次々と現れてくる。

 息子を愛せず金に取りつかれ、自分を邪魔する者をひたすら憎み続けるダニエルに恐ろしさを感じます。油田を掘り当ててもそれをお金に換えるためには人の助けがいるのは明白なのになぜそこまで人を憎んでしまうのか。一方土地の権利を主張し金をせびる聖職者イーライの行動にも疑問を感じてしまいます。聖職者で人々の信頼も得ているのに教会を存続させるためにはお金がいる。資本主義の現代と神に救いを求める彼との間で神とは何かと問いかけています。

 そして最後にダニエル・デイ=ルイスという俳優。2002年の『ギャング・オブ・ニューヨーク』以来の仕事なのに恐ろしいまでにリアルで完成された演技。第80回アカデミー賞主演男優賞受賞に否定するところは何も無いと思いました。
ポール・トーマス・アンダーソンのレビューは難しい。

「ハード・エイト」「ブギー・ナイト」「マグノリア」「パンチ・ドランク・ラブ」、そして本作と、ポール・トーマス・アンダーソンの作品は好きなのですが、何が好きかと言われると、ちょっと困ってしまいます。
脚本?キャラクター?カット?構図?イメージ?
ただ全作品に共通しているのは、アメリカを描いていると言うことですね。
本作ではアメリカの一時代を大河ドラマ風に丁寧に描いています。ちょっと「風と共に去りぬ」を思い出しました。時代は我々があまり意識していない時代ですね。アメリカが産油国だというのは忘れがちです。
一番目立っているのはやはりダニエル・デル・ルイスの怪演ですね。「マイ・レフト・フット」以来の怪演で、またアカデミー賞とっちゃいましたね。
いつものことなのですが、ラストは何となく不思議な感じで終わります。でも、カタルシスがないのかというと、そうでもないと言う独特の余韻が残ります。これがこの監督の持ち味かもしれません。
アカデミー作品賞か監督賞取ってほしかったんですが、また逃してしまいました。評価は高いんだけど、なかなか賞が取れないのは、この監督の持ち味のせいかもしれません。
勉強になったね・・・

主人公の性格(頑固、無骨、屈折した親子愛)が物語の随処に表れていて解りやすかった。
また、人々との絡み合いも良かった。特に牧師の若者と争う場面は凄かった。・・・
貧しい時代背景も良く描かれており、一攫千金の夢を追うあたりはアメリカンドリームの一つだろうね。でも、裕福になっても酒におぼれていく寂しさは、金だけじゃ幸福とは言えないことを教えている。・・・鳥のくちばしが地面を突っついているようなしぐさで油田を掘削している姿は他の映画で見たけれど、こんなに危険と紙一重で掘り出す姿は見たことはない。油まみれの熱演にはさすがに敬意を感じたよ。・・・音楽も音でその時代に引きずりこむようでクオりティが高いし、画像は鮮明だったし、こう言うタメになる話だったらいくらでも賞をあげたいよね・・・・
登場人物が強烈だった

重苦しい描写から目が離せないドラマだった。
感情移入できる人はいなかったが、登場人物が強烈!

仕事での成功第一、息子は仕事の道具でしかない、
何かにとりつかれたような石油王プレインビュー。

エキセントリックで胡散臭い教会の青年イーライと、
地位やお金はあっても、ゆがんだ寂しい2人だった。

他者を、自分が思ったようにコントロールできると
勘違いしている、似た者同士の確執が面白かった。

彼らを見ていると、いくら成功しても、心を許し、
信頼できる人がいないのは、本当に不幸だと思う。

グッときたり感動はなかったが、役者の魅力と
不気味な音楽に圧倒される、力ある映画だった。
彼が求めたのはオイルではなく、本当は・・・

 主人公はけして冷酷な人間ではない、事故で死んだ仲間の孤児の面倒をみたり、ビジネスのやり方も、きちんと筋を通す人間だ。身内だといって突然現れた人間にもつかの間だが、心を許すし、胡散臭い伝道士にある程度の妥協をしてきたのも、彼なりきに信仰への敬意が働いたからではないか。自身の生い立ちはけして幸せなものではなく、多くを語ることをしない彼だが、善人の資質は持っていたのだろうと思う。ただ、泥酔からたたき起こされて目が覚めると、たいていそこにはうんざりする裏切りが待っている(この繰り返しのシークエンスが好き)。繋がってはいないけども、かかわる人間たちの間には、どうにも変えることができない血(きずな)があったのだ。と、タイトルを解釈したがどうだろう。
「市民ケーン」を彷彿してしまうのは筆者だけだろうか。この監督はまだ作品数はわずかだったと思うが、こういう才能が次から次へとでてくるアメリカ映画が羨ましい。



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